かべやです。
目次
草野球チームを作るときに多数決をしてはいけませんよー!
草野球チームを作るとなると、色々と決めることが出てきます。
・チーム名
・ユニフォームのデザイン
・監督やキャプテンなどの役職
・所属する連盟
などなど。
これらは多数決で決めてはいけません。
心理学的にアウト
ある方に聞いたのですが(心理学を極めている方です)、草野球チームに限らずコミュニティや組織においては多数決を重ねるほどに人数が減っていくそうです。
実はかくいう僕も多数決を採用していた時期がありまして、確かに雰囲気が悪くなっていたような気がします。今考えればなるほどです。
当時はある意図があってやってましたが、多数決は間違ってました。
あの時の多数決によって離れていった人も確かにいました。
それでも、懲りずに僕の元に残ってくれた今のメンバーには感謝しかありません。
では、
なぜ多数決が心理学的にアウトなのでしょうか。
どうやら、
多数決で少数派となった人は疎外感を感じてしまうということなのです。
「俺はあっちの方が良かったのになー」
「俺の意見は無視かー」
「みんなとは気が合わないかも」
となると、少数派の人は自分が仲間はずれのような感覚になってしまうのです。
確かに、現代社会って承認欲求が満たされてない人がほとんどです。
多数決をとってしまうと少数派になってしまった人は離れていってしまうかもですね。
ていう代表者が決めたらいいよ
多数決なんてしない方がいいです。
やってみて、本気でそう思いました。
ユニフォームも多数決で決めてみたんですけど、デザイン案を出してくれたのは僕と数人の積極的なメンバーだけなんですよ。
僕やその数人の方がチームに対する熱量は圧倒的に強いです。
その人たちの意見が強くあるべきで、もっと言うと代表者と参加者ではチームかける思いは宝くじ買うのとマグロ漁船乗るのくらい違います。
当然ですが、代表者が誰よりも強い思いを持っているのです。
ちなみに多数決で決めたユニフォームは、一番「これは地味だなー」と思ってたやつになりました。(笑)
大多数の人は「正直どれでもいい」「運営してくれている人の意見に従います」と思ってるので、いざ意見を聞かれると1番無難なデザインにしてしまいがちなのです。
チームを運営してみないと、
「ユニフォームのデザインはちょっとくらい奇抜な方が他のチームとかぶらなくていい」
とか、よくわかんないんですよ。当然だけど。
とりあえず、1番無難なやつにしとくかーってなるわけです。
その1票と、一生懸命デザインした人や一生懸命メンバーを集めて来た人の1票が同じなわけないでしょ。
いまだに「ユニフォームダサいよね」ってちらほらと言われますので、いつか作り変えます。
僕のデザインで。(笑)
なので、
代表者>協力的なメンバー>その他
という順で、決定権があるべきです。
といっても、あくまで決めるのは代表者というだけで、
みんなの意見は聞かないといけません。
独裁者ではいけません。
独りよがりになってはいけません。
メンバーの声は聞けば聞くほどいいです。
採用するかは別として。
「こういう案とこういう案で迷ってます。意見があればお気軽にどうぞ!」くらいはいっておくといいでしょう。
その他のメンバーをないがしろにしたら終わり
くれぐれも勘違いしないで欲しいのは、その他大勢のメンバーを否定しているわけではないです。
彼らがいないと成り立たないからです。
世の中ってのはそういうもんだと思っています。
ピラミッド型になっていて、
1番上に、僕みたいなチームを作るとか言い出す人がいます。
2番目に、それに共感して手伝ってくれる良い奴がいます。
3番目に、その他大勢がいるわけです。
下に行けば行くほど多いです。
なので、その人たちが普通です。
なのでその人たちを否定した瞬間に、終わります。
「手伝ったりとかはなかなかできないけれど応援してくれる優しい人たち」を切り捨てるような横暴な運営をしてはいけません。
よくいますよね、
自己啓発セミナーとか行って、急に「どいつもこいつもクソだ!俺はこんな素晴らしいセミナーに行って、こんなことを知っている!」みたいなこと言い出す人。
ヤクザ映画とかみて、強くなった気になる人。
ああいう感じです。自分に酔ってるだけです。
周りをよくみてみないといけません。
あなたが運営するチームに参加してくれる人はどんな人でしょうか?
きっと、僕たちのような言い出しっぺが作った環境に魅力を感じて、やってきてくれたわけです。
「お前は手伝わないから、だめだ」
「俺はこんなに頑張ってるんだからお前らも頑張れ」
なんて言ったら直ちに地獄行きです。(気持ちはわかる、痛いほどわかる)
多くの人は、何もしなくてもいいんです。
『何にも手伝ったりはできないけど、代表には感謝してます』って人も絶対いるので、そういう人は守ってあげましょう。
もし誰かが手伝ってくれたらラッキーだし、感謝です。
そんなスタンスでいればきっとみんなの方から「何か手伝いましょうか?」と言ってくれます。
というか、代表者がある程度権限を持って引っ張っていかないと、他のメンバーって何かあれば来なくなりますからね。
転職とか、結婚とか、他の趣味にはまったりとか。
あの頃、多数決で投票してたメンバーも、思えばあんまり残ってないし。(笑)
意見を聞くけど、決めるのは主催者
まとめると、こうなります。
メンバーからすると、自分の意見が通るかどうかは別として主催者に意見を聞いてもらえることは案外嬉しいです。
主催側からすると、意見聞くのって疲れるし、中には
「は?おかしなこと言ってんじゃねえよ!」って意見もあるのでめちゃくちゃ反論したくなるし説き伏せたくなることもあるのですが、そんなのは立場が違うので当たり前です。
目的は『聞いてあげること』これです。
無理にこちらのビジョンなどを理解させなくても良いので、まずは聞いてあげて、そこから時間をかけて理解してもらいましょう。
で、一通り意見が聞けたら、(意見がない人はないので、無理に意見させない)
主催者が決定して、正式に発表します。
そう決めた理由なんかも言えれば良いですね。
大丈夫、主催者のあなたの元に集まって来た人たちですし、気に入らなければ離れていくかもしれませんが、そんな奴は遅かれ早かれ離れます。笑
しっかり意見聞いてあげるというプロセスを踏めば、そんなに大事故は起こらないんじゃないかなーと今までの失敗や経験から思っています。
あなたの行動基準が
自己満足や承認欲求を満たすことではなく、
「みんなの笑顔のため」
なら絶対に大丈夫です。