かべやです。
目次
草野球チームを立ち上げようとしているなら、たった1つのことを肝に命じておいてください。
草野球チームを立ち上げる動機は様々ですが、これだけは絶対に忘れてはいけません。
それは、
草野球チームの運営は孤独な戦い!
ということです。
チームを立ち上げるきっかけには、
「野球やりたいから!」
とか
「なんか面白そうだから!」
とか
「友達が欲しいから!」
とか
「仲間内で盛り上がったから!」
とか、色々あると思います。
どんな理由があるにせよ、”あなたが代表としてチームを立ち上げる”と決めた以上は全てあなたがやるくらいの覚悟が必要です。
代表の代わりはいない
正直に話すと、草野球チームの運営は孤独です。
これからチームを立ち上げる方にはいろんな苦労があると思いますが、その苦労を理解してくれるメンバーなんて全然いないと思った方がいいです。
なぜなら、草野球チームを運営したことがない人の方が圧倒的に多いからです。
人は、立場が違う人の悩みや意見を理解しづらいんです。
例えば、社長と従業員では立場も仕事内容も全然違いますよね?
社長が「なんでうちの社員はこうなんだ」と不満を漏らせば、
従業員は「社長はいいよなー、ダラダラ仕事できて」と不満を漏らします。
ですが、実際にはどちらがいいというわけではなく、立場が違うだけで、お互いに苦労はあります。
多くの会社員は決められたルールの中で会社のために身を粉にして働くわけですが、安定した給与と社会保障に守られています。
反対に、何か問題があれば、全ての責任を社長が背負います。
社長には従業員の気持ちは理解しにくいですし、その逆も然りです。
夫婦間でも同じでしょう。
奥さんは「家事や育児で大変なんだからわかってよ!」と思うでしょうし、
旦那さんは「仕事でトラブってて大変なんだから家でくらいのんびりさせろや!」と思うでしょう。
奥さんは仕事のトラブルなんて言われてもピンとこないですし、旦那さんは育児や家事の大変さなんてピンとこないんです。
人間は、自分と違う立場の人の気持ちを理解するのが苦手なのです。
草野球チームも全くそうで、代表であるあなたの気持ちを本当に理解してくれる人なんていないと思った方がいいです。
実際には長いことやってれば理解者は現れるんですが、それを期待してはいけません。
必要なのは、
苦戦しながらもなんとか一人でエイコラと奮闘しているのを見た人の心が動き、「こりゃ大変そうだ!助けなきゃ!」ということで手伝ってくれるようになります。
(それでも全員ではなく、優しい一握りの人です)
これはおそらく宇宙の法則的な何かで、もう、そういうもんです。
間違ってはいけないのが、メンバーは全く悪くありません。
もちろんあなたも悪くないです。
むしろ草野球チームの運営を通してスポーツの機会や職場以外でのコミュニケーションを提供することは社会的意義がとんでもないことになってます。
それでも、
「俺、俺の責任でやるんだ」という気持ちを持ってないと絶対にうまくいかないですし、すぐ嫌になっちゃいます。
ちょっときついかもですが、代表であるあなたの代わって責任を被ってくれるほどの人物は、まずいないと思ってくださいね。
頼ってしまうと離れていった時にダメージがでかい
かれこれ6年くらい草野球チームの代表をしていますが、これだけやっていれば信頼できるメンバーに恵まれたこともあります。
ですが、それこそが落とし穴です。
「あ、この人は信頼できる。」
「この人には助けてもらおう」
「こいつが俺を裏切ることはないよな」
という気持ちが甘えを生みます。
考えてみてください。
・あなたの家族が重い病気で入院して大変な時
・あなたが結婚や嫁の出産などでバタバタしている時
・あなたが転職・転勤・退職などでバタバタしている時
・あなたがひどく落ち込んでいる時
・あなたが新しい、ワクワクするような最高の趣味を見つけてしまった時
こんな時、自分が入っている草野球チームのことを考えられますか?
自分の生活が大変な時、人は誰しも、真っ先に『趣味』を削ります。
それはもう見事に、スパッと。
あなたが今どんなに信頼している素敵なメンバーに囲まれているとしても、メンバーそれぞれに生活があります。
生活以上に、チームのことやあなたのことは優先してもらえることはありません。
というか、そうでないといけません。
あくまで生活優先として、心や体にゆとりのある時に楽しく参加してもらう。
それが草野球チーム運営の美学だと思いますし、必要以上にあなたがメンバーに甘えて、生活の重荷になるようなチームにはしたくないですよね。
頼ってしまうと、自分に甘えが出ます。
何があろうと、自分がやり遂げるというような気持ちで常にいれば、メンバーにも過度な期待をせず、気持ちの良い関係を保てます。
「俺がこんだけやってんだからお前らも手伝って当然だよな?」なんて考え始めたらかなり危ないです。
結局、自分でやるしない
僕が26歳の時。
整骨院を開業して、毎日バタバタと大変だった時がありました。
経営のことなんてろくに勉強もしてなかったせいで本当に大変で、毎日自分のお店のことで頭がいっぱいでした。
それでも、「あ、今週試合だった!まだ出欠の連絡くれてないメンバーがいるな、、、そろそろ助っ人頼んだ方がいいのかな、早く出欠の回答してくれないかな」なんて頭を悩まされるわけです。
それ以外にも問題は山積みで、
部費を払ってくれないメンバーがいて、僕が立て替えているお金が全然回収できず、道具代やボール代も含めると、ただの会社員が抱えるには大きすぎる赤字を抱えていました。
助けてほしいなと思っても、実際にはみんなもそれぞれ生活があって大変なわけです。
出欠の連絡だって、忙しいとついつい忘れてしまうわけです。
だって、草野球は趣味ですから。
そんなもんなんです。
生活より大事でなことではないのです。
運営責任者の気持ちなんてわかるわけないし、それが当たり前です。
それでも、あなたはメンバーの気持ちをわかってあげようとしないといけません。
そうしていれば、いつかポツポツと理解者が現れるはずです。
現れても、甘えすぎ注意ですが。笑
「ああは言ってくれたけど、期待しすぎないようにしなきゃ。」
「まあ手伝ってくれなくても俺がやるからいーや」
と言った具合に、
メンバーにはネガティブに。
自分にはポジティブに。
そんな気の持ちようがベストです。
こうして考えてみると、草野球チームを立ち上げる人は間違いなくドMですね。(笑)
それでも楽しいと思えるから僕は続いているわけですが、これを楽しいと思えないのであれば絶対にやらない方がいいです。
デメリットが多すぎます。
やりたいなら、やる。
しんどいなら、やめてもいいと思います。
色々言いましたが、実際に僕は楽しくて仕方なくて、僕が1人で色々とやっているのを「自分スゲー」状態でナルシスト状態に浸っていますし、こんな変態に文句言わずに付いてきてくれるメンバーのみんなを本当に愛しています。
これからも僕はどこまで言ってもこれを楽しみつつやってきますよー!