かべやです。
目次
草野球では、新メンバーは慎重に採用し、去る者は追わない方が賢明です。
※動画でもお話ししています
会社の同僚や知り合いで構成されたチームには関係のない話かもしれません。
うちのようなネット経由のメンバーで構成されるチームではこのことを念頭に置いておかないと大変な事態を招きかねません。
「入りたい」という人は十分に検討してから入れてあげてください。
反対に、
「やめたい」という人は引きとめないでください。
ネット経由ではたまーに、とんでもない輩が応募してくることがあるので、精査が必要です。
社会的にやばいやつは、入れてはいけません。
新メンバーを段階に分けてふるいにかける
段階に分けて、応募者をふるいにかけましょう。
アイドルのオーディションみたいなもんですね。
と言ってもアイドルオーディションほど厳しくはないんですが、こちらがどんなに入部テストを簡単にしても落ちる人は落ちます。笑
①募集要項を作り込む
これが出来ていない人は意外と多いです。
と、思っていましたが、最近はそうでもなく、手ごわい人が増えているように思います。
募集要項の作り込み方ですが、基本的には「思いやり」です。
人数不足につき、新メンバー募集します!
明るくて、自分で移動できる人!
野球の経験は問いません!
お気軽にご連絡ください!
とかっていう募集情報も見かけますが、正直言って、
「まじか、こいつ」
状態です。
思いやりのかけらもないし、本当にそれで問い合わせが来ると思ってんのかと疑いたくなります。
きっと冷たい性格の人か、文章を打つのがすこぶる苦手なんでしょう。
募集要項を思いやりで溢れたものにするためのポイントは、以下の4つです。
- 応募して来る人は、何を知りたいんでしょうか?
- 応募して来る人は、何に不安を感じているんでしょうか?
- あなたは、どんな人を集めたいんでしょうか?
- あなたは、どんな人を集めたくないんでしょうか?
この質問に完璧に答えれる募集要項を作れたなら、あなたは天才です。
アクセスさえ集められれば、ひっきりなしに応募が来るでしょう。
上の4つだと、「3」についてしっかり書いている人が多いです。
1と2はちゃんとカバーできていない人がほとんど。
大事なのは4です。
あなたのチームにふさわしくない人は集めてはいけません。
僕が募集するときのお断り項目は以下になります。
【お断り】
・笑わない人
・お金が無さすぎる人(部費払わないとか)
・出欠などの連絡ができない人
・時間にルーズな人
・お酒に酔うとめんどくさい人
・異性に手を出しまくる人(真剣交際はOK)
・ヤンキーっぽい人
・勝ちにこだわる人、周りのミスを責める人
・年下や初心者にきつく当たる人
・人見知りを治す気ゼロの人
・ビジネス目的の人(MLM、保険、宗教など)
・代表のやり方に納得できない人
こうしてみると大したことではないですが、これがあるかないかで結構違うんです。
ビジネス目的であなたのコミュニティを狙って来る輩は結構いるので、注意が必要です。(もちろん職種を否定するのではなく、目的の問題だと思いますが)
作り込みの具体例ですが、僕の場合はこうです。
タイトル(魅力的なタイトルで、なおかつ地域を入れておく)
↓
募集の経緯や思い(自分の人柄を伝えて安心してもらう)
↓
歓迎する人、お断りする人
↓
詳細(費用や活動場所や曜日や時間帯などなど、よく聞かれることはめんどくさいのでまとめて記載しておく)
↓
入部試験
です。
入部試験!?
入部試験といっても超簡単です。
簡単すぎてどうしようという感じですが、これでも落ちる人は出てきます。笑
僕が採用しているのは、
「メッセージの文頭に『新メンバー募集情報を読んで』と入力した上で、簡単な自己紹介をしてください。」
というものです。
これ、できない人が結構いるんです。
僕の募集情報は作り込みすぎてすごく長いのですが、その長文の最後に入部試験として書いてあります。
よく読まずに手当たり次第にメッセージを送っているような輩は、これに気づかないんです。
僕はそれなりの思いがあって募集かけていて、誰でもいいわけではないのでこうする必要があるんです。
これが結構よくて、本当に効き目があるのでオススメです。
まずはやり取りをする
文章でやり取りをすればだいたいはわかります。
2次審査です。
僕が断る人はこんな人です。
・「大学4年生で就職とともに他県へ引っ越すので半年しか在籍できない」みたいな人
・「〇〇高校では県大会準優勝、〇〇市のAリーグでピッチャーとして優勝投手の経験があり、、、」みたいな自慢ばっかりの人
・文章が恐ろしく愛想がない人(仲良くなる気がない)
・よく読んでない人(書いてあることを何度も質問して来る)
・なんかヤバそうな人(支離滅裂、メンタル系)
チーム方針と費用の話をする
チーム方針と費用について、まとめたものをPDFにして送ります。
読んでもらって、賛同してくれるなら体験に呼びます。
チーム方針は募集要項にも書いてますが、書ききれないのでもっと詳細をおしらせします。
と言いつつも、実は、1次審査の時点で「いい人そう」と確信できる場合はもう体験に呼びます笑
現在では「この人大丈夫かな?」と心配な場合や、なんとなく確認取っておきたい場合に、このステップを踏んでいます。
だいたい、ビジネス目的の人なんかは費用面の話をすると消えていきます。
一般の人とは違って「初期投資」という概念になっちゃうんですね。
ビジネスをするのに経費をかけたくないのは当然です。
人は、やりたい趣味ならいくらでも投資します。
知り合いを増やして自分のビジネスを成長させたいってだけの場合はここで消えてもらわないといけないので、
「まずは無料でいいからおいでよ!」なんていってはいけません。
実際に体験してもらう
最終審査です。
といっても、ここまできたらほぼ入部は決まっています。笑
でも、応募者側からしても「実際にやってみたらなんか雰囲気合わないから入部したくない」って場合もあるので、このステップは必要です。
僕がある企業の面接に行った時、
「じゃあ何日から来れる?」
と言われたのですが、なんか気に入らなくてお断りしました。
「何日から来れる?」はいたって普通の会話なのですが、僕からすると
「は?なんで入社するかどうか勝手にそっちが決めてんの?」
です。
さすがにこれは僕が異常者ですが、趣味の草野球チームにおいてはこれがまかり通らないといけません。
「なんか雰囲気合わないな」と思いながら入部しても続かないですし、お互いに損です。
終わってから、後日LINEで「体験してみてどうだったかな?入部はどうする?」とオープンな質問を投げてあげましょう。
LINEなら断りやすいですし。
辞めさせる時はバッサリと行こう!
これに尽きます。
ただ、僕自身けっこうナイーブなのですごくストレスがかかる作業ではあります。
きっと、異性にモテて仕方ない人はこういう気分なんでしょう。
「どうやって断れば傷つけないかな…」
なんて、卒業式に告白された学年1のイケメンのような気分で悩んでしまいます。
ただ、優先すべき大事なのは2つです。
・あなたのモチベーション
・みんなを守ること
問題を抱えているメンバーやめんどくさいメンバーが増えて行って、あなたのやる気がなくなってしまったら大問題です。
代表を変わってくれる人はまずいません。
「流石に眼に余る…」なんて人はさっさと辞めてもらい、あなたが気持ちよく運営できるようにしましょう。
あとは、みんなを守ることです。
エラーしたメンバーをきつく責めたり、お金を借りたり、騙したり、雰囲気を著しく悪くしたり、マネージャーに手当たり次第に手を出したり…
そんな人には辞めてもらった方がいいのは明白ですが、それができるのは代表だけです。
すごーーくやりたくない仕事ですが、他のメンバーの笑顔を守るためにしないといけない時もあります。
スパッと切りましょう。
去る者を追わない
慣れ親しんだ人気者メンバーがお別れすることも出て来るでしょう。
お別れはさみしいものです。
それが仲良くなった人気者ならなおさらです。
しかし、決して引き止めてはいけません。
草野球は趣味です。
仕事や家族や生活に優先されるべきものではありません。
辞めたいなら、辞めさせてあげる。
復帰したいなら、また迎えてあげる。
そんな懐の広さを見せられるように、常に人数不足とは戦っていかないといけません。
来るものは慎重に、去る者は追わず。
これが草野球チーム運営の美学です。