初心者と女子でチームを作るのをやめようと思っています。

新チーム作るの、やっぱりやめようかな

どうも、カベヤです。
「初心者と女子で新チームを作るぞー!」
https://nagoya-kusayakyu.com/page-67/(新しいタブで開く)
と息巻いていたのですが、やっぱりやめようかなと思っています。
なぜそう思ったのか、今回はグダグダと言い訳を述べていきます。

そもそもなぜ初心者と女子のチームを作ろうと思ったのか

今シーズンが始まるときに作った組閣図

うちの活動は、
・GRAND SLAM
・輝野球倶楽部
・オールブラックス
という3チームの活動が基本となっています。

この3チームは愛知県軟式野球連盟の名古屋東支部に所属しており、年間9試合程度の公式戦を行っております。
外部のチーム様との試合なので、「勝ち負けにこだわらず野球を楽しもう!」というスタンスでやっているぼくらですが、どうしても勝ち負けは付きまといます。
野球経験の浅い選手のエラーなんかで負けた日には、みんなは優しい人しかいないので気にしませんが、その選手本人は深く傷ついたりします。

「俺のエラーで負けた、、、もう野球しんどいな、、、」

となってしまうケースも少なくありません。

初心者に野球の試合の楽しさを味わってほしいのですが、「勝負」である以上は難しい部分もあるのです。

「じゃあ、練習で思い切り野球を楽しんでもらえばいいか」とも思ったのですが、練習をしていても、やはり中学野球経験者と高校野球経験者くらいのレベルの選手が多いのが草野球。
指導者のもとで真剣に野球をやっていた期間が数年でもある人とまるきりの初心者では同じ練習をしていてもハッキリと差が出ます。

練習中に声をかけると、「みなさんうまいですね。。。」とドン引きしている人も少なくありませんでした。(うちは全体で見れば決してレベル高くないと思う)

じゃあ、初心者と女子だけで固まって活動すればもっとノビノビやれるんじゃね?

というのが僕の仮説でした。

「新しいチームを作るよ!」

「初心者と女子だけのチームだよ!」

という切り口で動いていけば、ワクワクしながら一緒になってチーム作りに取り組んでくれるんじゃなかろうか、と。
新しいチーム作るのって、みんな好きなんですよね。
めんどくさいことをこちらでやってあげれば、立ち上げから関わってるっていうだけでテンション上がるんですよ。。

それに!

初心者が固まってやれれば経験者に遠慮なく野球を楽しめると思ったし、試合の方に初心者が来ることがなくなれば経験者も試合に勝ちやすくなるし、どちらの立場からしてもメリットあるなと思ったんです。(勝ち負けにこだわらないとはいえ、たまには勝ちたいと思うのでw)

実際には想像と違った。。。

結論から言うと、僕は初心者のことをわかっていませんでした。
正確には、

初心者には大きく分けて2つのタイプがいるということを知りました。

タイプ1「野球”も”やってみたい!」

何年前でしょうか。
当時勤めていた職場でボルダリングが流行ったことがありました。
壁にブロックが取り付けられていて、よじ登っていくというロッククライミングに似たアレです。

「一度やってみたいな」と思っていたところ、同僚がすごくハマっていて、教えてくれるというので一緒に行くことになりました。

同僚は優しく教えてくれて、僕は下手だったので上手くできませんでしたが、終始とっっても楽しかったです。

楽しくて、楽しくて。

「ボルダリングに来たよー」なんて、SNSに投稿してみたり。

とてもいい思い出になりました。

・・・

・・・

・・・

お気づきかもしれません。

超楽しかったボルダリングでしたが、僕はそれ以来1度も行っていません。

ボルダリングが楽しかったのは事実ですが、

だって、僕、

草野球が1番好きですし、
お酒飲んだり女の子とデートしたり映画観たりする方が優先ですし、
機会があれば釣りやテニスやゴルフだってやりたいです。

要するに、僕にとってボルダリングは「ボルダリング”も”やってみたい!」という程度でしかなかったわけです。
他の趣味というそよ風が吹いただけで消えてしまうくらいの弱火なのです。
まるでマッチの火。

そう、初心者の中には、少なからずマッチの火がいます。

火は確かに燃えているので、一見すごくやる気があるように見えますし、その人のために何とかしようと思うかもしれません。

しかし、マッチの火なのです。

「案外お金かかるなあ」という理由で消火するかも。

「ちょっと人見知りしちゃうかも」で消火するかも。

「フットサルもやりたいな」で消火するかも。

彼らは、こちらがどんなに手を尽くそうとも、すこしのそよ風が吹けばいとも簡単にあっさりと消えてしまうのです。

もうマッチの火に対して僕のパワーを割くことはしないでおこうかな、と思ったわけです。

タイプ2「野球”を”やりたい!」

同時に、初心者にはもう1タイプいると気づきました。

「どうしても野球がやりたい。野球がやりたくて、野球がやりたくて、思い切りプレーできる場所を探しているけど、初心者だから受け入れてくれる環境がなかなかない!」

という人がいるんです。

当然です。

よっぽどの人数不足でもなければ、初心者を受け入れてくれる野球チームはそうそうありません。(というかほとんど聞いたことない)

よく考えれば、初心者が野球をする環境というのは実は少ないのです。
バッティングセンターか、友達とキャッチボールくらいしかありません。

そのくせに、「野球人口が減っている!」とか騒ぐわけです。でも、経験者にしか優しくない野球界ならそりゃ競技人口減るでしょ?

野球界としては、「高校野球とかプロ野球見てたらちょっとやってみたくなってきたな~♪」なんていう軽い気持ちのやつとは明らかに違う、野球を愛している初心者のことは歓迎しなきゃいけません。

そして、その【野球ラブ初心者】は、経験者だらけだろうと全く問題なく参加してきます。

もちろん不安や緊張はあると思いますが、「野球をしたい」「上手くなりたい」という気持ちが強いので、全く問題ないのです。

むしろ、経験者と一緒にプレーしたりアドバイスを仰げる環境に価値を感じてくれます。(すばらしい、、、)

つまり、

僕が気を遣う必要なんてなくて、経験者も初心者もみんなで一緒に練習やればいい!

ということです。

「いや、普通じゃん」って思うかもしれませんが、これに気づくのになかなか時間がかかってしまいました。(笑)

「ちょっと野球やれればいいや」ってテンションの人と、野球がやりたくてどうしようもない人を同じにように理解してはいけません。

①とりあえず練習を誰でも楽しめるようなものに経験者が中心となって作っていってもらい、盛り上げていく。

②その環境に一度遊びに来て見てもらって、野球を続けていきたいと思ってくれる人を歓迎する。

ということで、全体での練習をどんどん開催して、そこで野球を楽しんでもらいます。(最近は月に3回程度ナイター練習開催してます)

という訳で、やめるやつはやめる。その人たちを気にしない。来てくれている人を大切に、活動をどんどん盛り上げる。

という結論に至りました!

うちとしては、今後も初心者歓迎ですし、初心者と経験者がともに楽しめる環境づくりに励んでいきたいと思います!!!

それでは。

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