カベヤです。
目次
草野球チームを作ったり、監督をしている人は承認欲求を捨てましょう!
かれこれ7年間ほど草野球チームを運営してきまして、辞めちゃった人や入部希望で断った人なんかも入れると、ざっと300人以上は関わってきたんじゃねえかなと思います。
本当にいろんな人がいて、「まじかよ、こんな人もいるんだ・・・」なんてことも度々あったので、いろいろと勉強させてもらいました。
その中で気づいたことの1つは、
人の上に立つ人は承認欲求を捨てないとダメ!
ってことです。(自戒を込めて…)
何を隠そう僕は以前、承認欲求の塊でした。
僕が名古屋に来て間も無い頃は、交友関係も職場の方しかいなくて、流石に週末とかまでは遊んでもらえなかったのでヒマを持て余してしまい、
週末になると一人で繁華街を徘徊するという日々を送っていました。
1人映画バンザイ!
その当時はFacebookの利用が活発で、週末になると地元の友達などの投稿が流れて来ました。
みんなこぞってどこかしらに遊びに行っていて、本当に楽しそうな写真ばかり。
キラキラ輝いて見えて、青春を謳歌している姿は正直うらやましかったです。
「俺も友達いっぱい作って週末を充実させたい!」
と思い、ちょうど「野球やりたいなー」と思っていたこともあって草野球を始めることにしました。
色々あって(別記事参照)、結局自分でチームを作ることにしたのですが、今思えば当時は
「俺のチームだぞ、俺が作ったんだぞ、すごいだろ」
みたいな気持ちが強かったように思います。
俺って未熟だなあ。
草野球チームを作ったとて、SNS上のいいねとか反響はお察しです。
承認欲求が高いと何がいけないのか?
別に、承認欲求なんて誰にでもあるじゃないすか。
大なり小なり。
それがどういけないのかってことになります。
承認欲求が高い人がコミュニティの運営責任者としてよくない理由は
・他人からどう思われるかが行動基準になる
・他の意見を受け入れられない
・結局、報われることはない
ということですね。
他人からどう思われるかが行動基準になる
承認欲求って、要するに
「他人に認められたい」ってことです。
それが第一になってしまうと、
・本当はやりたくないことや必要のないことでも感謝されたくて無理する
・メンバーの気持ちよりも、自分がすごく見えるような運営を優先
という事が起こります。
酷い場合には
「俺はこれだけやったのにお前らはどうなんだ!」
と言い出します。
「もっと手伝ったらどうなんだ」
「もっと感謝したらどうなんだ」
「俺はすごいだろ、もっと尊敬されるべきだ」
と暴走しちゃうわけですね。
他人の意見を受け入れられない
「俺はすごいだろ」モードになっているときは、満たされていないので他人の意見を聞く余裕がありません。
もちろん、心無い批判や意味のない意見もあって困っちゃいますが、中にはチームにとって有益なお宝的な意見もあります。
「いや、俺が一番このチームに対して頑張っているんだから俺が正しい」
となってしまうと、もしも道を誤った時にはチームは分裂してしまうかもしれません。
もちろん、検討はずれな意見をぶつけられるのも草野球チームあるあるですので、すべての意見を採用する必要は全くありません。
しかし、せっかくチームについて考えてくれたなら、
「なるほどね、〇〇はそう思ったんだね〜」
と一度受け入れてあげるくらいの余裕を持って接したいものですよね。
選手の皆さんは、変な意見をぶつけないようにお願いします。笑
結局、報われない
これなんですよ。結局。
承認欲求メインで行動してしまうと、どれだけ
「すごいですね!」
「いつもありがとうございます!」
「尊敬してます!」
と言われても、結局は本当に満たされることはないんですよ。
食事と同じです。
少し食べれば食欲は満たされますが、時間が経てばまたお腹は減りますよね。
僕は気づくのに少しばかり時間がかかってしまいましたが、
承認欲求って終わりがないし、完全に満たされることなんてないんですよ。
承認欲求なんかさっさと捨てちまえ
「俺すげえだろ」
「俺すげえ大変だろ」
「俺頑張ってるだろ」
という感情なんて、さっさと捨てちまうのが吉です。
相手のリアクションによってあなたの活動の価値が決まるなんてのはもったいないです。
『草野球をやりたい人たち』がいて、その人たちに草野球ができる環境を与えられる運営者のあなたがいる。
すごーーーく、素晴らしいことだと思います。
感謝の言葉や尊敬の言葉やチヤホヤがなくても、素晴らしいじゃないですか。
他人のために行動ができて、さらには見返りを求めない。
そんな人ってめちゃくちゃかっこよくないですか?
めちゃくちゃ成熟した大人だと思いませんか?
自分を犠牲にしてまで他人のために行動することはオススメしませんが、できる範囲で誰かの役に立つということはとても尊いことです。
世の中で成功を収めている一流のリーダー達は、「社会貢献欲」を持っていると言われています。
何処かの国で災害があったりすると、多額の寄付を収めたりする人たちですね。
もしかすると、ホームラン1本で〇〇に10万円寄付するってプロ野球選手もそうかもしれません。
そういえば、うちにはヒット1本につき1,000円を寄付するモノマネ草野球選手がいます。
自分が満たされていない人たちはそれを見て
「偽善だ!」
「何か裏があるに違いない!」
と騒ぎ立てますが、なんてことはありません。
彼らは彼らで、”欲求”でやっています。
あなたの周りにも、
「なんかこいつ大人だなあ」
とか
「成熟した考え方してるなあ」
って人いると思うんですが、
他人への貢献が、他人を幸せにすることが、自分の幸せに繋がる
という人たちなんですよね。
欲求に従って生きているのだから、高級時計を買ったりするのと感覚が同じなんです。
他人の評価に惑わされず、「どうしたらみんなが楽しくなるかなあ」と考えて行動できる人、これがリーダーに必要な素養だと思います。
野球なら、みんなが楽しめるように配慮したオーダーを組めるでしょう。
飲み会なら、つまんなそうな人の隣に行って話を聞いてくれるはずです。
それに対して、見返りを求めたらもったいないです。
気持ちは痛いほどわかるし、正直、僕もそういう時があります。
しかし、それは未熟だと言わざるを得ません。
他者に貢献することを自分の幸せとすると、本当にいろんなことがうまくいきます。
これはきっとビジネスにおいても大切なことですし、きっと恋愛においても大切なことでしょう。
安心して、みんなそうだから
「俺って承認欲求強いな、ダメだなあ」
って思いませんでしたか?
僕は自分で記事書いてて思いました。
でもね、僕はこれまでにたくさんのメンバーと関わらせてもらってきたと自負していますが、、、
みんなそうですよ。
本当に、多くの人が承認欲求と戦っているなと思います。
僕を含めて。
そんな中でも、たまーに、成熟した人が現れるわけです。
そういう人を見て、「この人は大人だな、しかもいろんなことがうまくいって、ストレスが少なそうだな」と気付かされます。
なので、人の上に立つ人はこういう人であるべきです。
その人を見て「自分もそうなろう」と思うようにしています。
リーダーが変わらなきゃ組織は絶対に変わりません。
少しずつで大丈夫なので、一緒に変わっていきましょう!
大丈夫、僕もだいぶ変わりました(笑)
それでは。