全員クビにしてみたら100人減った。

カベヤです。

2020年末、思い切ってクサカク全員クビにするという暴挙に出ました。

すっごい分かりやすく説明するなら、こういうことです。

詳しくはこちら

けっこう非難されるかもなあ、とビクビクしていたのですが、意外と批判的な意見はありませんでした。カベヤが批判されないのはなかなか珍しいことです。(攻めが足りない、、、?)

仲の良い草野球チームオーナーさんから「で、その後どうなったの?」と状況を心配していただけることがしばしばなので、カベヤの物忘れ予防も兼ねて報告しておきたいと思います。

激減した!震えた!

クサカクはBANDというアプリ内で日程などの全体連絡を行っているのですが、2020年末時点では164人のユーザーが参加していました。

そこからクサカク2021への参加申し込み→承認した人数は62人でした。

164人→62人

(震えるぜ…!)

約100人とお別れをすることになりました。数字だけ見ると恐ろしい事態ですね!

この前知り合った方に

「何をされている人ですか?」

と聞かれて、いろいろ答えているうちに

「昨年末、全員1回クビにしたら100人くらい減りましてね、今は4チーム目を作っているところなんです。」

と言ったところ、

「えっ、100人減ったのにチームを増やすんですか?ひょっとして、バカな人ですか?」

いわれ、

「確かに、やばい、なんも言い返せないっす」

見事なギャフン状態でした。

※最近よく使うお気に入りエピソードです

とはいえ、一度も体験に来ていない人、一度しか来なかった人、転勤や引っ越しなどによって参加できなくなった人などがたくさんいたので、実際にBANDにログインして僕からの全体連絡を見ている人はもっと少なかったと思います。

全員をクビにする旨をつづった長文の記事も、BANDからの閲覧人数は83人でした。

実に半分くらいの人は連絡を見てすらもいないという。(笑)

そういった人たちをカベヤからの通知地獄から解放してあげるためにも、必要なことだったのかもしれません。

ということで、”減った”というよりもアクティブユーザーと非アクティブユーザーの仕分けが行われた結果がこうであった、という事になりますね。

改めて感謝する機会になった

「来季もクサカクに参加を希望している人を整理する」

という趣旨のもと、今回の全員クビという手段を取ったわけですが、実際にやってみるとまた違った側面もありました。

入団申し込みフォームに、

「クサカクメンバーでやったら楽しいんじゃないかな?」「こうしたらクサカクメンバーがもっと楽しめそう」と思う事を教えてください!なければクサカクの好きなところを教えてください。

(任意)ご質問、ご意見などあればご自由にご記入ください。

という簡単なアンケートを埋め込んでみたのですが、これが思っていた100倍くらいの熱量で返って来まして、僕のハートにアツアツのものが注ぎ込まれたわけです。(気が小さいので、内心ビクビクしていました。)

全ては紹介しきれないので、一部紹介します。

毎週グラウンドに行けば大好きなクサカクメンバーと大好きな野球が出来る所。 僕の居場所でいてくれるクサカクが大好きです

クサカクの大好きな所 名古屋に来て1人で部屋にこもってたけど、みんないい人で部屋を出られた! 代表を初めとして、みんないい人で毎日が楽しくなった!!! つまり、クサカク最高、、!

年齢や性別、経歴問わず皆が野球を通じて楽しめる所とクサカクの為に動いてくれる人たちが何人もいる所がとても素敵だと思います。クサカク大好きです!

クサカクを始め来月で丁度1年になります。いつも楽しませていただき、クサカクは僕の生活の一部になっています。毎週土日が来るのが楽しみで、本当にその為に仕事をしているみたいです(笑)それは壁谷代表との出会いがあったから、皆んなとの出会いがあったから、それまでつまらない休日を送っていた自分にクサカクに入れてもらえた事で恵みの雨となり生活に潤いを与えて下さいました。本当にいつも感謝です。ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。

こんなに感謝してもらえるだなんて、なんて贅沢なことでしょう。

自分がやりたくてやってるようなことに、こんなに温かい言葉を送ってもらえるなんて感激です。

思いもしない反応に、「全員クビにします」などという乱暴な言葉を使ったことに反省の意がこみ上げてきます。

読んでもらうためにあえて過激な言葉を選んだとはいえ、なんかもうごめんなさい状態になってしまった僕は、ひとりひとりに感謝の気持ちを伝えながら新しいBANDグループに招待していくことを決めました。

この決断は、60人以上のメンバーにそれぞれ対応するという事なので当然めちゃくちゃな時間を要します。

腱鞘炎になりかけながら、一人一人に招待メッセージを送り続けました。

「みんなありがとう」的なことは口癖のように言っている僕ですが、改めて個別に「この人のどこに感謝しているのか」を言語化していくという作業はとても貴重な時間となりました。

昨年は組織が大きくなる中で自分はどうしていくべきなのか、かなり悩んだのですが、

「こんなに自分は感謝していて、また感謝されていて、この人たちのためにクサカクの運営をやっていくべきだ」と再確認できました。

今回お別れすることになった方へ

信じてもらえるとは思っていませんが、

個人的に嫌いだから退部を言い渡したという事は今までにありません。

本音です。

人間としてのカベヤと、クサカク代表者という役割を持ったカベヤとでは全く別です。

個人的にはあなたの良いところもたくさん知っていますし、クサカクの運営代表者と言う立場でなければもっと良い関係になれただろうなと思っています。

あなたに別れを告げるという事は本当に心苦しい選択で、何度も頭を抱え、自問自答を繰り返しました。

「もっとうまくやれたんじゃないか」と考えればきりがありませんが、今の僕の器ではこういった選択をとるしかありませんでした。

反省は多々ありますが、選択自体に悔いはありません。

気持ち良くお別れできた人もいればそうではない人もいますが、どうか、お互いの人生がより良くなっていくことを祈っています。

僕はこれからも、クサカクに魂をささげていきます。

願わくば、またどこかで会いましょう。

ここから新生クサカクの始まり!

さて、人数が激減したことで一部の方には「クサカクはもう終わった」と思われたかもしれません。(僕も一瞬そう思いました)

ところがどっこい、始まったのです。

これまでのクサカクは、100人を超えるメンバーの要望に対応するには知識も経験も人手も乏しい状態でした。

昔ギリシャのイカロスがロウで固めた鳥の羽を両手に持って飛び立った時のように、気持ちだけが先行していて、無知であり、無謀でした。(この歌ヤバイよね、知ってる?)

今回、お互いに「やっぱクサカクがいいよね」と両思いであることを確認できた人に絞り込まれたことで、嬉しいことがたくさんありました。

「手伝いますよ!」というメンバーが続出したのです。

これまでにもそういった声は頂けていたのですが、僕がいまいち、人に任せることがヘタクソだったためにワンマン体制から抜け出せず、日々雑務に追われていたのは隠せません。

いまだにやることが多くて悲鳴を上げていますが、「この人にならこれを任せてみたいな」と思える人が何人も出てきています。

人数は減ったけど、運営に携わる人は増えている

という状況になったのです。

これはなかなかすごいことで、仕事でもなく趣味で集まっているうえに、もともと他人なわけですから、優しさにあふれた世界が出来つつあります。

「カベヤが運営するクサカク」よりも「クサカクのことが好きな人達で運営するクサカク」の方が良いに決まっています。

加えて、このタイミングでもクサカクには新しい仲間が増え続けています。

一番楽しみな存在は、スタッフとして応募してくれた専属カメラマンの塩サックさんです。

塩サックさんのツイッター

このSNS時代において、写真が大切とは思いつつも一般人の草野球でこんなにきれいな写真を撮ってもらえることはそう多くありません。

うちの平田がかっこいい!
ただの練習試合も素敵に切り取られます
キャッチボールですら映えるウ!

プロフィール写真にするもよし、故郷のご家族に見せれば喜ばれることでしょう。

いつかメンバーに子供が出来たら、「パパは野球やってたんだぞ、ほら」と見せることができます。

塩サックさんのおかげで、クサカクに所属するメリットが増えました。

こんな調子で、有能な人材が集まってきているのはラッキーでしかありません。

今後も新しい出会いに期待しつつ、今助けてくれている皆さんに感謝します。

クサカク2021の展望

昨年末に全員の前で「過去最高のシーズンにしてやるから楽しみにしとけ」と豪語したわけですが、本気です。(すぐ大風呂敷広げるタイプ)

ただのリップサービスではなく、本気で動いていくつもりです。

現在カベヤ個人が過去最高のシーズンにするために具体的に大きく取り組んでいるのは3つです。

・クサカクとしての対外試合の充実

・ユニフォーム、各種ウェアの製作

・野球教室、アウトドアイベントなどコロナ禍でも楽しめるイベントの企画

これだけ聞くと大したことに聞こえないかもしれませんが、細かい作業がとにかく多く、ひたすら動いています。

youtubeを使った情報発信や、クサカクの公式スポンサーを募集するという取り組みにも着手しようと考えており、いよいよ大忙しです。

クサカクに所属している方々には必ず喜んでもらえると確信していますので、楽しみにしておいてほしいところです。

同時に、個人的なアレですが整骨院の経営も頑張り時ですので、人生の正念場なのかもしれません。

クサカクサウナ部としてアウトドアサウナイベントも開催したいので、これはもう誰かしらの力を貸してもらうしかありません。

と、具体的にどういう話を進めているのかについて話していくと長くなりそうなので、詳しいことについてはまた別記事でまとめてみようと思います。

クサカクはようやく始まりました!

ガンガン行きますよー!!!!

それでは。

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